日々の買い物で使っているのは、お金だけではありません。
店舗まで移動する時間。
店内を歩いて商品を選ぶ体力。
レジを待ち、会計をする時間。
お米や飲料などの重い荷物を家まで運ぶ力。
買い物には、家計簿の数字には表れない負担があります。
わが家では、時間と体力も、暮らしを支える限りある資源だと考えています。
給与や貯蓄だけでなく、こうした力も含めて家計を小さなチームとして考える理由は、こちらの記事にまとめています。
買い物そのものを無駄だと考えているわけではありません。
ただ、移動や待ち時間、重い荷物の運搬など、ほかの方法で減らせる負担は減らしたい。
ネットスーパーは、買い物に使っていた時間と体力を、家計チームへ戻す仕組みの一つになりました。
買い物に使っていた時間と体力が見えた
ネットスーパーを利用するようになり、わが家では次の作業が減りました。
- 店舗まで往復する
- 店内を歩きながら商品を探す
- レジに並んで会計をする
- 購入した商品を自宅まで運ぶ
注文した商品を受け取り、冷蔵庫や収納場所へ片づける作業は残ります。
それでも、「買い物へ行く」という一つの大きな家事が、自宅で必要なものを確認して注文する作業へ変わりました。
特に助かっているのは、お米や飲料などの重い商品です。
店舗で購入すると、商品をカートへ入れ、会計を済ませ、車や自転車へ運び、さらに自宅まで運び入れる必要があります。
自宅まで届けてもらえることで、買い物に使う体力の負担は大きく減りました。
戻ってきた時間を暮らしへ配り直す
ネットスーパーを利用しても、1日の時間そのものが増えるわけではありません。
変わったのは、買い物に固定されていた時間と体力を、別の役割へ配り直せるようになったことです。
空いた時間で、ほかの家事を進める日があります。
落ち着いて食事を作ったり、家族と過ごしたりすることもあります。
疲れている日は、休息に使います。
家事を効率化して生まれた時間を、必ず別の家事で埋める必要はありません。
休むことも、家計チームが無理なく動き続けるために必要な役割です。
その日の家庭に必要な場所へ、時間と体力を振り分けられる。
それが、わが家にとってネットスーパーを利用する大きな意味になりました。
支出と買い物の記録にも変化があった
店舗で買い物をしていると、予定していなかった商品が目に入ることがあります。
ネットスーパーでは、必要な商品を検索して購入することが多いため、わが家では衝動買いが減りました。
注文を確定する前に、購入する商品と合計金額を落ち着いて確認できることも、支出の管理に役立っています。
一方で、送料無料の条件を満たすために不要な商品を追加すれば、かえって支出は増えてしまいます。
キャンペーンも、使い方には注意が必要です。
わが家が利用しているサービスでは、送料無料や、提携する大手ECサイトのポイントを通常より多く受け取れるキャンペーンが行われることがあります。
急ぎではない買い物は、条件のよい時期を選んで注文できます。
ただし、キャンペーンは新しい買い物を増やす理由にはせず、もともと必要だったものを買う時期を考える材料として利用しています。
購入品一覧をAIでデータにする
商品と一緒に、購入したものがA4サイズの紙に一覧で記載されて届きます。
わが家では、この購入品一覧をAIに読み取らせ、商品名や金額を表形式に整理することもあります。
紙を見ながら一つずつ入力するより、買い物の記録を残しやすくなりました。
ネットスーパーによって軽くなったのは、店舗へ行く時間だけではありません。
購入後の記録に使う時間も減らせるようになりました。
なお、購入品一覧に氏名、住所、会員番号、注文番号などが記載されている場合は、AIへ読み込ませる前に隠すか削除する必要があります。
店舗でなければ買いにくいものもある
ネットスーパーを利用するようになっても、店舗での買い物が不要になったわけではありません。
店舗では、新鮮で手ごろな価格の地元野菜が並ぶことがあります。
日替わりで入荷する鮮魚や、その日だけの特価品に出会えることもあります。
こうした商品は、ネットスーパーでは取り扱いがなかったり、掲載されていなかったりします。
野菜や魚などを自分の目で確認して選びたい場合も、店舗での買い物が向いています。
ネットスーパーには、決まった商品や重いものを計画的に購入しやすい良さがあります。
店舗には、その日の品ぞろえや鮮度、価格を見ながら選べる良さがあります。
わが家では、購入するものや、その日の時間と体力に合わせて使い分けています。
欠品と配送枠には注意が必要
ネットスーパーでは、注文時に選べた商品でも、準備の段階で品切れが分かり、欠品になることがあります。
必要な材料が届かず、予定していた献立を変更することもあります。
確実に必要な商品や、代わりのきかない商品については、余裕を持って準備する必要があります。
配送時間にも注意が必要です。
その日のうちに欲しいと思っても、注文するタイミングによっては当日の配送枠が埋まり、受け取りが翌日以降になることがあります。
ネットスーパーは、思いついたときに必ずすぐ届けてもらえる仕組みではありません。
冷蔵庫の中身を少し早めに確認し、計画的に注文するという小さな手間は残ります。
安さと便利さの二択にしない
ネットスーパーを利用するかどうかを、商品価格だけで判断すると、配送料が余計な支出に見えることがあります。
反対に、便利さだけを見れば、買いすぎやサービスの利用条件を見落とすかもしれません。
わが家では、お金だけではなく、時間と体力も合わせて考えています。
店舗で商品を選ぶ時間を楽しむ人もいます。
鮮魚や野菜を自分の目で確かめることを大切にする家庭もあります。
ネットスーパーに感じる価値は、家庭によって異なります。
わが家の場合は、店舗でなければ買いにくいものは店舗で選び、重いものや定番品はネットスーパーを利用する方法が合っていました。
どちらが正しいかを決めるのではなく、今の家計チームに不足しているものを考える。
時間が足りない日。
体力を温存したい日。
休息や家族との時間を優先したい日。
ネットスーパーは、そうした日に、買い物の役割を一部引き受けてくれる選択肢になっています。
まとめ
ネットスーパーを利用して減ったのは、店舗へ行く時間だけではありませんでした。
店内を歩いて商品を探し、会計を待ち、重い荷物を運ぶために使っていた体力も、暮らしの別の場所へ配り直せるようになりました。
購入品一覧をAIでデータにすれば、買い物後の記録に使う時間も減らせます。
一方で、店舗ならではの商品を買いにくいことや、品切れによる欠品、希望する時間に受け取れない場合もあります。
ネットスーパーにも、店舗での買い物にも、それぞれ得意な役割があります。
時間も、体力も、家計を支える大切な資源です。
わが家にとってネットスーパーは、買い物に使っていた時間と体力を、家事、休息、家族との時間へ配置し直すための仕組みになりました。
家計チームメモ
買い物にかかる費用だけではなく、移動、商品選び、会計、荷物の運搬、購入後の記録に使う時間と体力も含めて考える。
すべてをネットスーパーへ置き換えるのではなく、店舗とそれぞれの得意な役割を分担する。
わが家に合う形で負担を減らし、生まれた余力を暮らしの別の場所へ配り直すことも、家計チームを育てる方法の一つです。