保険は、家計チームの安心を支える

保険証券や家計簿、電卓を並べ、保険の見直しと家計管理を表したイメージ 固定費

家計を小さなチームとして考えるようになってから、わが家では固定費を一つずつ見直してきました

格安SIMへの乗り換えも、その一つです。

一方で、同じ固定費でも、保険は少し違う存在だと感じています。

通信費は、生活の便利さを支えるための支出です。

それに対して保険は、毎日は使わないけれど、「もしも」のときに家計を支えてくれる安心のための支出です。

だからこそ、安ければよい、多ければ安心というものではありません。

わが家でも、家族の成長や家計の変化に合わせて、少しずつ役割を見直してきました。


保険は「安心」を支える固定費

生命保険文化センターの2024年度「生命保険に関する全国実態調査」では、生命保険や個人年金保険に加入している世帯は、2人以上世帯で89.2%となっています。

多くの家庭にとって、保険は毎月の家計に組み込まれている固定費の一つです。

一方で、保険は通信費や光熱費とは違い、「万が一」に備えるためのお金でもあります。

病気や事故、災害など、起きないことが一番ですが、起きたときには家計への影響が大きくなります。

だからこそ、保険は「節約するために減らすもの」ではなく、家族にとって必要な安心を支える役割として考えたいと思っています。


わが家でも、保険の役割は変わってきました

子どもが小さかった頃のわが家では、学資保険や入院保障のある夫婦の生命保険に加入していました。

教育費や生活費、万が一のことを考えると、その頃のわが家には必要な備えだったと思います。

その後、子どもが独立し、生活防衛資金も少しずつ整い、資産運用の成果も目に見えるようになってきました。

そうした家計の変化に合わせて、

「保険で備える部分」と「預貯金や資産で備えられる部分」

を改めて考えるようになりました。

その結果、学資保険や医療保障のある生命保険、掛け捨てのがん保険は、役割を終えたと判断して手放しました。

保険が不要になったというよりも、家計が育ったことで、保険の役割が変わったという感覚に近いかもしれません。


今も残している保険があります

保険を見直してきたわが家ですが、今も加入している保険があります。

現在加入しているのは、

  • 認知症保険
  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 住宅ローンの団体信用生命保険(団信)

です。

どれも、「何となく残している」のではなく、わが家なりに役割を考えた結果です。

住宅ローンには団体信用生命保険が付いているため、死亡保障や高度障害への備えはそこも含めて考えています。

また、自動車保険には加入していますが、車両保険は付けていません。

わが家で使っている車の価値や保険料とのバランスを考えた結果です。

もちろん、高額な車や利用状況によって判断は変わると思います。

わが家では、この形が今の暮らしに合っていると考えています。


一番大切にしているのは認知症保険です

現在加入している保険の中で、私が一番大切に考えているのは認知症保険です。

これは、お金の計算だけでは決められない保険でした。

私が子どもの頃、母は認知症になった祖母を自宅で介護していました。

常に見守りが必要になり、家族の生活も大きく変わっていく様子を身近で見てきました。

その経験から、

「もし将来、自分が認知症になったら、家族だけに負担を背負わせたくない。」

そんな思いを持つようになりました。

そのため、私は20代のうちに認知症保険へ加入しました。

この保険は65歳で保険料の払い込みが終わりますが、保障は一生涯続きます。

健康に過ごせた場合には、お祝い金が受け取れる仕組みもあります。

人によって必要だと感じる保険は違うと思います。

私にとって認知症保険は、「一番得だから」ではなく、自分自身の経験から残したいと考えた保険です。


保険だけが備えではありません

生命保険文化センターの2025年度「生活保障に関する調査」では、病気やケガへの備えとして生命保険を利用している人が多い一方で、預貯金を備えとしている人も少なくありません。

わが家でも、家計を見直す中で、保険だけではなく、生活防衛資金や預貯金、資産運用も「家計を支えるメンバー」として考えるようになりました。

どれか一つだけで備えるのではなく、それぞれに役割があります。

保険も、その一人です。


家計と一緒に、保険も育っていく

わが家では、保険は一度決めて終わりではありませんでした。

子どもが生まれた頃に必要だと思った備えも、子どもの成長や家計の変化とともに役割が変わっていきました。

一方で、家族の経験から「これは残したい」と考えた保険もあります。

同じ保険でも、その意味はわが家の中で少しずつ変わってきました。

だから私は、保険は「入るか、やめるか」を考えるものではなく、今のわが家に合っているかを考え続けるものだと思っています。

家計チームも、家族と一緒に育っていきます。

保険もまた、その時々の役割に合わせて育てていけばよいのではないでしょうか。


家計チームメモ

今回の家計メンバー

  • 🛡️ 保険:安心を支える守備担当
  • 💰 生活防衛資金:急な出費への備え
  • 📈 資産運用:将来の選択肢を広げる役割
  • 👨‍👩‍👧‍👦 家族:家計チームの中心

ひとこと

保険は「一生同じ」でなくても大丈夫です。家族や家計が変われば、必要な備えも少しずつ変わっていきます。